イベント

イベント
[10/11-12/21] &Tradition POP UP
2025/10/04(土)
&Tradition POP UP
2025.10.11 (sat) – 12.21 (sun)
名作照明「FLOWERPOTシリーズ」を中心に、デンマークのインテリアブランド&Tradition製品を期間限定で普段より多く展示致します。
特にFLOWERPOTは全色ご覧いただける機会となりますので、ぜひこの機会に&Traditionの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
——————–
[展示アイテム]
・FLOWERPOT PENDANT VP1
展示カラー:GREY BEIGE / STONE BLUE
デザイナー:Verner Panton
・FLOWERPOT PENDANT VP10
展示カラー:BLACK&WHITE / SWIM BLUE / TANGY PINK
デザイナー:Verner Panton
・FLOWERPOT PORTABLE VP9
展示カラー:全色
デザイナー:Verner Panton
・FORMAKAMI PENDANT JH4
展示カラー:IVORY
デザイナー:Jaime Hayon
・P376 PENDANT KF1
展示カラー:ALUMINIUM
デザイナー:Fabricius & Kastholm
・X Lounge Chair HM10
デザイナー:Hvidt & Mølgaard
※展示アイテムは予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
——————–
&Traditionについて
時代を越えて活躍したデザイナーのアートピースを再構築する共に、そこに現代世界をリードするデザイナーの感性を融合させることで、未来のクラシックを創造することを目指しています。
クラフトマンシップの理念を守りながら、機能性、快適性、美しさといった現代のニーズを満たす家具、照明、ホーム・アクセサリーをお届けします。
——————–
[デザイナー]
●Verner Panton
ヴァーナー・パントンは画家として出発し、コペンハーゲンの王立芸術アカデミーで建築を学びました。
建築家・デザイナーであるアルネ・ヤコブセンに師事した後、家具とインテリアデザインの道を歩み、脚のない椅子や壁に垂直に置かれたソファなど、その前衛的なデザインで有名になります。
60年代から70年代にかけては、家具、照明、壁紙、ポスターやラグに催眠術のようなパターンや未来的なデザインを取り入れるなど、環境全体をデザインするという彼の情熱はその後のアイコニックなデザインにつながりました。
パントンが生み出す、素材、色、形の独創的な手法は、彼のその後の名声に繋がりました。
フラワーポットランプは、60年代の平和運動「フラワーパワー」の象徴的な存在となりました。
鮮やかなカラーバリエーションで、1968年の発売当時と同様に、現在もモダン・デザインの代名詞となっています。
パントンが初めてデザインしたトパンはフラワーポットの姉妹的存在で、シンプルな半球体で構成され、多灯吊りシャンデリアを構成することができます。
「パントンの挑発的な素材使い、幾何学的な形、サイケデリックな色彩は同時代のデザイナーたちとは一線を画しています」と&Traditionの創業者マーティン・コーンベック・ハンセンは述べています。
「この先鋭的なデザインの伝道師による愛すべき作品なしには&Traditionのコレクションは完成しないでしょう」。
●Fabricius & Kastholm
プレベン・ユール・ファブリキウス(1931-1984) (左) と ヨルゲン・カストホルム (1931-2007) (右) は、フォルムを機能の純粋な派生物とすることを互いに使命としていました。
二人とも建築家で、デンマークインテリアデザイン学校を卒業し、フィン・ユールに師事し、その後アルネ・ヤコブセンに師事しました。
二人の提携期間は10年にも満たず、作成したデザインはほんの一握りでしたが、ファブリシウスとカストルムは、サンパウロのアルテ美術館からニューヨークのMoMA、パリの近代美術館に至るまで、世界中の美術館で称賛される作品の遺産を残しました。
ファブリキウスは家具職人として、カストルムは鍛冶屋として訓練を受けましたが、このバランスのとれた視点はデンマーク・モダンの一般的な機能主義にエレガントな一面を加え、新しいラグジュアリーを定義するのに役立ちました。
滑らかで細長いフォルム、流線型の対称性、モダンな素材の組み合わせは、国際空港、ペントハウスのアパートメント、有名なライフスタイル雑誌、さらには初期のジェームズ・ボンド映画のために依頼された作品の特徴となっています。
P376ペンダントランプは、ファブリキウス&カストルムの絶妙な建築的設計に対する観点の完璧な見本です
1963年に考案されたこのペンダントランプは、5つの同心円状のシェードが中央に向かってカーブのグラデーションを描き、柔らかく拡散した光を放ちます。
シェードの配置とシルクのようなアルミニウム仕上げは、象徴的でありながら、うっとりするようなまとまりのある表現に仕上がっています。
●Jaime Hayon
2000年に自身のスタジオを設立したスペインのアーティスト兼デザイナー、ハイメ・アジョンは、これまでに家具、照明器具、ホームアクセサリー、ホテルのインテリア、小売店、陶器コレクション、靴、そして自身の時計コレクションなど、数え切れないほどのデザインを手がけてきました。
世界中の著名な美術館に展示されたデザインは、アート、装飾、デザインの境界線を越え、現在、インテリア・デザインの最前線にいるデザイナーの一人と言えます。
イタリア、スペイン、日本にオフィスを構えるアジョンは、職人技、精巧で緻密なデザイン・ディテールや遊び心への深い敬意を持ちつつ、新しく表現豊かなシルエット・デザインの探求に意欲を燃やしています。
●Hvidt & Mølgaard
ピーター・ビット(1916-1986)とオーラ・ミュルゴー・ニールセン(1907-1993)はコペンハーゲンに拠点を置くビット&ミュルゴーの創設者であり、デンマーク・ミッドセンチュリー・デザインのパイオニアです。シンプルなデザインで知られる二人は、シンプルで精緻なデザインスタイルを確立し時代を象徴する数多くの家具を手がけました。
1950年に発表されたAXチェアの成功は、その後の二人のキャリアにとって大きな影響を与えました。
その滑らかで引き締まったシルエットは、デンマーク・モダニズムのリーダーとしての地位を確立しただけでなく、集成材を使用することで大量生産が可能となり、世界中にマーケットを拡げることにつながりしました。
当時、この先進的な生産方式が生み出されたことによって、古典的な職人技を活用しつつも、手頃な価格で美しい家具を作るという新しいムーブメントへの道を切り開きました。
ビット&ミュルゴーの二人は、ともに優れた技術力を持ち合わせていました。
オーラ・ミュルゴー・ニールセンはデンマーク王立芸術アカデミーでカーレ・クリントに師事して家具デザインを学び、ピーター・ビットはコペンハーゲンの美術工芸学校でキャビネット作りを学び、伝統的な職人技の知識を身につけました。
現在、彼らの作品はMoMA、メルボルンのナショナルギャラリー、コペンハーゲンのデザインミュージアムで展示されています。